各地に点在する太陽光発電のソーラーパネルを全て遠隔で常時監視しています。
パネルは日射量と発電効率などをモニタリング。
一定の出力量を下回るとエラーが発令され、
現場に作業員が駆けつけて調査や修理を行います。
大規模な発電所では監視カメラも取り入れています。
大雨や台風のあとは、現場で落下物やパネルを覆う飛散物がないか確認します。
斜面など人の立ち入りしにくい場所に設置したパネルの点検には、
ドローンを使用することもあります。
パワーコンディショナー(パワコン)は、パネルで発電された直流の電力を、
電気機器で使える交流の電力に変換する機器です。
パワコンが故障すると発電が止まってしまいます。
当社ではパワコンを日常的に遠隔で監視し、毎月1回は現地でエラーの履歴を点検します。
エラーや故障が発生した場合は、2時間以内に現場に駆けつけ、早急に復旧作業を行います。
50kwを超える発電出力を有する、大規模な高圧の太陽光発電システムは、
国家資格を持つ電気主任技術者による年1回の点検が法律で義務付けられています。
当社では電気保安協会と連携し、
発電所に近い地域の電気主任技術者に点検業務を委託しています。
現場の点検には発電を停止する必要があるため、当社の作業員も同行して
点検内容の確認や他の設備の点検を行います。
点検終了後は速やかに稼働させ、点検による発電のロスタイムを最小限にします。
効率的で安定的な太陽光発電の出力を維持するには、
施設内の管理が重要なポイントになります。
雑草が高く伸び、パネルに影を落とすだけで発電効率が低下してしまいます。
また台風や大雨で排水溝が詰まり施設内に土砂が堆積すると、
ケーブルや基盤などに影響を与えかねません。
当社ではお客様との契約に基づき、週1回から施設内の管理業務として
除草と排水溝の清掃、フェンスの修繕、防草シートの敷設などを行い、
手入れの行き届いた施設環境を保持しています。
除草作業は太陽光発電所の維持管理には欠かせません。
特に夏場は草木の茂る勢いが強く、こまめに除草して環境を整えなければ、
発電量の低下や機器の故障の原因になってしまいます。
また、住宅地の太陽光発電所は、雑草が伸びると近隣の住民の迷惑になります。
当社ではラジコン操作の自走式草刈り機を導入し、スピーディな除草作業を行っています。
冬には防草シートを敷設して雑草の生えにくい環境づくりも行います。